ハードコート
レンズ表面に傷が付きにくくするためのコーティングで、現在のプラスチックレンズには100%ハードコートが施されています。コーティング材の原料にはシリコン系の熱硬化樹脂が使われます。以前はレンズとコーティングの原料が違う性質のものを使っていたため、温度変化などにより、コーティング面のひび割れやコーティングが剥がれるといった現象がありましたが、最近のナノテクノロジー(超微細技術)により改善されています。
衝撃吸収コート
レンズとハードコートの間に、衝撃吸収を目的としたコーティングが施されることがあります。ツーポイント(フチナシ)のメガネや、ナイロール(半フチナシ)のメガネはレンズそのものがフレームの一部となるため、より衝撃吸収性の高いレンズが求められます。そこで衝撃吸収コートのレンズが必要となってくるのです。近年のナノテクノロジーの進歩により、ハードコートに多少キズが付いても剥がれたりしない工夫がされています。別名プライマコートとも呼ばれます。
反射防止コート
マルチコートとも呼ばれ、文字通り光の反射を防いで、物を見やすくするコーティングで、ハードコートの上にコーティングされます。一般的にマルチコートには無機質の素材が使われ、レンズには有機質の素材がつかわれます。そうすると熱膨張率の違う素材を組み合わせることになり、クラックや剥がれの原因になるのですが、最近ではマルチコートにも有機質の素材を使いクラックや剥がれを起こさないコーティングのメガネレンズが開発されています。また、ナノテクノロジーによってより均質なコーティングが出来るようになり、眩しさを1%以下まで抑えられるメガネレンズもあります。